2013年3月17日

「東京原発」のメッセージ

この映画は笑うところもありながら、大 切なメッセージがあったことはとても好きでした。色々な場面で、こ の映画のキャラクターが自分の行動の結果について全然考えていないことがはっきり見えます。例えば、環境局長は部屋を出た時エアコンを上げたし、 トレーラに付けた「近づかないで」という注意は小さいフォントで書かれたし、子供は最初から特別な予定がなかったようです。もちろん、皮 肉で大げさな例ですが、この状況はかなり現実的なんじゃないかと思います。でも、将来について考えない態度は原発の上で大きい問題です。

この映画のメッセージについて考えれば、私たちが何週間前に読んだ読み物を思い出します。その読み物の著者によると、厳しくない法律のせいで、原 子力発電所は放射能廃棄物の処理や保管がうまく出来ないので、将来大きい問題が出てくる可能性がありますが、そ の状況はこのまま続けているそうです。この映画では放射能廃棄物より原発事故の方を中心にしましたが、将来を考えないという部分は同じだと思います。事故が起こらなくても、将来を考えないと、悪い結果の可能性が上がります。

将来は予測できないので、ある行動の結果について深く考えることはやはり難しいです。それでも、絶対必要です。こ のメッセージは色々な状況に当てはまるので、原発に反対するメッセージより、これはこの映画の一番大切なメッセージだと思います。

4 件のコメント:

  1. Yaさんから:
    この映画はトリーさんが言ったようなおかしい皮肉がありましたね!

    私も先を考えるメッセージは大切だと思いました。映画は、現在のエネルギーの必要性と将来の危険のバランスのこともよく描いていたと思います。ただし、そのバランスはなかなか見つけるのが難しいようですね。授業で話し合ったとき、やっぱり映画の中の教授が言っていたことは間違っていたところがあったと話しました。どういう政策を考えてもリスクはあるので、それを調べて、できるだけ具体的に伝えることも大切ではないでしょうか。

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  2. Seさんから:
    「結果を考えずに行動する」ことの愚かさが、がこの映画の大事なメッセージであることは私も賛成ですが、同時に、その例が作品を通して色々な所にちりばめられている、という気付きがとても面白いと思いました。確かに、言われてみればレブサックさんの挙げられた例のように、皮肉を使ってこの大事なメッセージを伝えている場面は多々ありましたね。原発という大きな問題だけではなく、日常のささいな出来事のレベルまで当てはめて考えるという発想が新鮮で面白いなと思いました。

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  3. Baさんから:
    いい指摘ですね。確かに将来にどのような具体的な結果があるか人々が知ることができれば(例えば、このまま原発を建設しつづけると25年後には廃棄物で国土の30%が汚染になるがずとか)、原発問題に対する人々の認識は大きく変化すると思います。人は自分に今直接的な影響がない問題に対しては無関心になるのが普通でしょう。映画でも東京の真ん中に原発を誘致するという発表の前までなだれも原発問題について気にしてなかったんですね。

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  4. Suさんから:
    自分の行動が、将来どのような結果をもたらすかを考えることって、とても大切ですね。

    でも、それってなかなかできないことですよね。

    例えば日本で子供を持つ親の全てが自分の子供にそれを教えられるか・・・?というと、ちょっと難しいのでは無いでしょうか。

    皆がそれをできるようになるには、学校教育がとても重要な役割を果たすのではないかと思います。

    日本の場合、学校で教えられている内容は政府がかなりきっちり管理しています。つまりは政策のレベルで、国民ひとりひとりが自分の行動が、将来どのような結果をもたらすかを考えることができるように教育制度を作ってゆく必要性があるのでしょうね。

    何かの社会問題を根本から解決しようとすると、その問題だけではなく、さまざまな分野を見直す必要がでてくるのですね。

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