作品を翻訳する際に、何が一番大切なことですか。原文の言葉を守ること(直訳)と訳文を洗練すること(意訳)と、どちらの方がいいですか。確かに、両方が出来れば一番理想的な結果ですね。でも、二つの言語の間で言語構造が違えば違うほど、そして、文化的な言及があればあるほど、自然に翻訳しにくくなります。ですから、直訳と意訳をどう折り合いを付けた方がいいでしょうか。
私の意見では、直訳を中心にしながら、不自然な翻訳になったら意訳をした方がいいと思います。つまり、同じ意味を持っている言葉を使うことに努力しながら、イディオムか口語的な表現が分かりにくくなるほど不自然になったら、訳文の言語で近い表現を探した方がいいです。でも、文化的な言及だったら、そのままにした方がいいと思います。
どうしてかというと、翻訳された作品は原作の筆者の文化への窓だからです。この窓を通して、読者は異文化のこと(例えば、習慣や常識など)を学べます。でも、分かりやすくするように翻訳者が文化的な言及を消したら、せっかくの習う契機も消えてしまうと思います。ですから、意訳しながら微妙に説明したり脚注を使ったりした方がいいんじゃないかと思います。
でも、それは私の考え方だけです。一つだけの正しい翻訳方法がないと思います。一番大切なのは直訳と意訳について考えながら翻訳することだと思います。両方はそれぞれの利用があるので、翻訳したいと思ったら、是非自分の好きな方法を選んで、他のを忘れないで下さい。