2013年4月28日

同性愛者と他のマイノリティーの違うところ

私は昌志さんのお母さんからの手紙を読んだ時、ゲイの人を他の社会的なマイノリティー(例:人種的なマイノリティー)と比べることはとても面白いと思いました。同 性愛者は特別な立場にあるマイノリティーだとずっと思いましたから、比べることは意味があることだとは考えられませんでした。どうしてかというと、マイノリティーの悩みもゲイの人の悩みも残念だし、それぞれの悩みは違うので、直接比べることは少し無意味だと思うからです。授 業でこの問題について話し合った時、一番違うところはゲイの人はアイデンティティーを隠せることだと言われました。人種の場合と比べると、それは同性愛のメリットに見えるかもしれません。
 
でも、本当にメリットだと言えるのかという疑問を抱きます。確かに、隠れることが出来たら明確な差別を避けられることはいいところですが、私 の意見では、毎日自分のアイデンティティーの大切な部分について必死に黙らなければならないことは苦しいんじゃないかと思います。もちろん、誰 でも(例:ボスなど)人のセクシュアルアイデンティティーを知る必要はありませんが、大切な人に理解してもらえないことは本当に残念です。 隠れなくてもいい社会の方が理想的だと思います。

2 件のコメント:

  1. Shi先生から:
    今回セクシャルマイノリティーについて色々読んで思ったのは、現代は色々なマイノリティーの人たちが自分の権利を主張できる時代なのだなということです。人種、男女差、そしてセクシャリティーによる差にかかわらず、マイノリティーたちは「自分を認めろ」とマジョリティーたちに向かって言えます(もちろん一部の地域、国ではまだ言えませんが)。少し前の時代ではそういうことを言えなかったと思うので、人間社会は進歩していると言えるでしょう。でも、いつの時代でも「マイノリティー」というのは出てきてしまうと思うので、きっと将来も違う種類のマイノリティーの人たちが悩むのかもしれませんが。

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  2. Seさんから:
    人種のマイノリティとの比較は私も面白いと思いました。レブサックさんの仰るとおり、確かに自分のアイデンティティについて隠し通さなくてはいけないことは辛いと思います。でも、人種と違うのは、セクシャリティは「隠せる」、=「隠すオプションがある」ことだと思います。でも、人種は隠すというオプションがありません。オプションがあるということは、セクシャリティを知ってもらいたい大切な人たちには自分から話せて、そうでない人には目に見えないまま、ということを自分で選択できるということだと思います。もちろん、隠さなくてよい社会になることが一番理想的ですが。

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